日時:2013年12月20日(金)15:00~17:00
場所:福島大学総合教育研究センター特別教室
対象:福島県の高等教育機関に所属する教職員
教職協働セミナーの概要
平成25年度の教職協働セミナーのテーマは、「主体的な学びを支援する教職協働」です。社会の変化に能動的に関わることのできる人材の育成に向けて、学生の主体的な学びを促す教育・学修支援のあり方が、各大学において模索されています。しかし、自ら学び続ける力、主体的に考える力の育成は、これまでのような大学教員を中心とした正課教育の取り組みだけではなく、大学職員の側からの課外活動支援や学修環境の整備を含む、大学生活全体の支援を必要とする課題です。大学として、学生の主体的な学びをいかに保証し、また促進していくかについて、教員と職員の相互の連携、及び協働の必要性が、ますます高まっていくものと考えられます。
そこで、平成25年度の教職協働セミナーでは、主体的な学びの支援にあたり、実際に教職協働の取り組みを進めている大学からの話題提供と、参加者間で実践やアイディアの共有を図るワークショップを企画しました。話題提供では、主体的な学びに向けた課外活動支援、学習環境整備を進めている沖縄国際大学、福岡教育大学から講師をお招きし、具体的な事例について御紹介いただきました。
講師による話題提供
福岡教育大学 教育支援課 主査 小菜 辰郎 氏
教職協働のイメージ~福岡教育大学学修環境整備プロジェクトを通じて~
学修環境整備の取り組みとして、福岡教育大学の小菜辰郎氏より、同大学での「学修環境整備プロジェクト」についてお話いただきました。このプロジェクトは、グローバルな視点を持った実践的な教育能力を備えた教員養成機能を補完することを目的として、語学教育機能を強化するための附属学校を利用した語学教材開発環境と、学生の活発で自由な学修を促す環境の整備を目的としたプロジェクトです。当日は、プロジェクトの準備状況と、学習環境整備に向けた教職協働の実際についてお話を伺いました。
沖縄国際大学 総合文化学部 准教授 藤波 潔 先生
学科内サークル「SmiLife」の活動支援
課外活動支援の取り組みとして、沖縄国際大学の藤波潔先生より、同大学の学科内サークル「SmiLife」の活動支援についてお話いただきました。「SmiLife」は、主に県外からの修学旅行生を対象としたガイドを通じ、平和学習の支援活動を進めている学生サークルです。当日の話題提供では、「SmiLife」に対する教員、学務課・学生課・広報企画課・管財課等からの支援の実際と、「SmiLife」を通じた正課教育と課外活動の連携の取り組みについてお話を伺いました。
ワークショップ
主体的な学びを支援するうえでのポイント、必要な教職協働のあり方を探るべく、講師を交えたワークショップを行いました。グループワークを通じて、主体的な学びのために大学教員に期待される役割、大学職員に期待される役割、及び両者の連携が果たす役割について考えるとともに、参加者間でのアイディアの共有を図りました。
講師2名、参加者18名の計20名が、熱い議論を交わしました!
ご参加いただき、誠にありがとうございました。
みなさま、お疲れ様でした!