福島県内で学ぶ留学生と日本人学生が交流を深めるイベント、国際シンポジウム「お菓子から国際交流!?」を開催しました。これまでは、パネルディスカッションのようなステージと観客席に分かれて行うものでしたが、もっと直接話す機会がほしい!留学生と仲良くなりたい!という学生の要望から生まれた新しい企画です。
当日は、それぞれ一番好きな「お菓子」を持った150人近くの学生が集まり、「どんなことが始まるんだろう?」と少し緊張気味。それでも、アンドリュー先生(桜の聖母短大)からのユニークな「日本での食体験」の講演を聴いているうちに、表情が和んできました。
その後、留学生から、自分の国で代表的なお菓子について紹介発表をしてもらいました。大ヒットお菓子を生み出した実業家の話や、日本でも売られている製品、お菓子を食べるシチュエーションなど、それぞれの国の生活環境や食べ物への考え方を知ることができる発表でした。
グループワークでは、英語と日本語を織り交ぜながら、新たなお菓子の開発と販売戦略を考えました。持ち寄ったお菓子を試食しながら、誰をターゲットに、どこで、いくらで販売するか?試行錯誤しながら模造紙にまとめていきます。言葉がうまく伝わらなくても、絵を描いたり、スマホで写真を検索する場面も。こうした作業をとおして、スーパーやコンビニといった市場や食生活の違いを知り、また、自分のコミュニケーション力を感じる機会にもなりました。最後は、それぞれのグループで考えた内容を見て周り、参加者全員で投票。見事1位に輝いたグループには、アンドリュー先生からアメリカのお菓子が手渡されました。
この企画から、身近な食べ物にも文化的要素や食べる人の生活が反映され、そこから世界を知ることができるということを体験した学生たち。福島という場所で出会った今回の参加者は、言葉や国の違いがあっても、笑顔で気持ちを通じ合っていました。
【日 時】平成26年11月15日(土)13:00~16:00
【会 場】桜の聖母短期大学 学生ホール
【参加者】学生143人、教職員11人
(会津大学、桜の聖母短期大学、日本大学工学部、東日本国際大学、福島大学)